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アプリ分析:盛り上がるビジュアルコミュニケーション「Instagram」

14 6月

InstagramというiPhoneアプリをご存知でしょうか? 今、このアプリが大変なことになっています。

TechCrunchの記事 未来はこれ以上ないほどバラ色―社員4人のInstagramのユーザー、500万を超す

日本では携帯にカメラが付いていて「写メ」という言葉を発しても「何言ってるの?」と思われることは殆ど無いくらいの市民権を獲得しています。つまり、デジタルな画像を相手に送ることでコミュニケーションを行うことは、日本人にとってみると非常に一般的なコミュニケーションであると言える状況です。一方、海外の携帯事情を見てみると、このコミュニケーション方法がいかに日本独自だったのかと痛感してしまいます。海外の携帯電話でカメラ付きは少数派です。つまり、カメラと通信手段がセットで提供されたiPhoneで、初めて画像によるコミュニケーションを体感した人は意外と多いのかもしれません。

私もTechCrunchの記事にある「Instagram」を使ってます。iPodTouchについたカメラで撮ってはアップしたりして楽しんでいます。(実はiPodTouchのカメラは非推奨。たぶんオートフォーカスとかが付いていなく、カメラ性能が低いからでしょう。)

私がInstagramが爆発的に伸びた理由と思うところは以下の4点です。

1つ目は「カッコいい」写真が撮れるところ。 写真を撮った後に写真へエフェクトがかけられたり、フレームを選べたりと写真の二次加工までがこのアプリでカバーされています。これが非常によくできています。今も流行っているトイカメラのような画像も作れてしまいます。何気ない普通の写真がちょっと本格的な写真に様変わりするので、つまらない日常がちょっと特別に見えるほどです。自分が撮った写真が簡単にカッコいい写真になるのだから思わずのめり込んでしまいます。そして、これらの機能が直感的に扱うことが可能な作りになっています。

2つ目は絶妙な「制限」の使い方。 Instagramは他のアプリと違い画像のサイズ選択ができません。カメラアプリではよくある機能だと思うのですが、Instagramには無いのです。みんなiPhoneのカメラで撮っているし画像サイズは同じ。つまり、この制限により逆に楽しさが膨らむ結果となっていると思います。ちょっと頑張ると違うカメラで撮った画像とかも入れられるのですが、それではつまらないのです。みんなが同じ機材を使っているからこそ、工夫やアイデアという誰でもできることで、センス勝負!アイデア勝負!な写真が撮られる。そんなところがとってもいいと思います。

3つ目は「絵が中心」であること。 Instagramの良いところは、絵が中心であることだと思います。言葉ではなく絵である点です。写真はボタンを押すだけで誰でも撮ることができます。そしてシームレスに加工しアップロード。他の人の写真が気に入ったらいいね!を押す。Instagramでのコミュニケーションは、これで成立するようになっています。もちろんコメントを送ることもできますが、英語や日本語など言語を使わなくてもコミュニケーションができるようになっています。どの写真にもある種の幸福感が漂います。みんな自分がいい!と思ったものを撮り、それをいいね!する雰囲気。言葉ではなく絵だからこそ行える交流だと思います。これが非常に魅力的な世界観を生み出していると感じます。

4つ目は「完成度の高さ」です。 Instagramは不安定なところがすごく少ないです。サービスが落ちてしまっていて、写真がアップロード失敗とか消えたりも無いです。もちろん私にだけ起きていないのかもしれませんが、アプリの評価を見る限り文句を書いている人は少なく、非常に安定した完成度の高いサービスだと思います。そして、このサービスレベルをユーザー数が爆発的に伸びる中であっても維持してきたところがすごいところです。画像を受け止めるサービスなので、保管場所つまりストレージが大量に必要になります。500万人が写真を撮りアップしてくる。それを受け止められる基盤。まさにクラウド時代ならではのやり方で乗り切る以外方法はないでしょう。「すみません。ストレージが無くなったので、しばらくサービスへの加入は中止させて頂いております。」なんて出そうものならどうなることやら。今の時代、爆発的に伸びるユーザーを受け止め、ユーザーを取り逃がすことにならないようにすることはヒットする上での必須条件。サービス停止により逃した波が致命傷になることもあるかと思います。

Instagramがさらに敷居を下げたグローバルなビジュアルコミュニケーション。私自身は単純に、この界隈でのコミュニケーションを楽しもうと思っています。

また一方で、どうやってビジネスとしていくのかなど、どのようにエコシステムが発達していくのかなどについても、しばらくは注目してしていきたいと思います。世界中の誰でもが対象となるテーマ、スケールを支える技術、サービスやアプリケーションの高い完成度。この時代のお手本となる要素をいくつも持ち合わせたサービスだと思います。すばらしい。

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投稿者: : 2011-06-14 投稿先 レポート

 

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