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co-meetingとCoworking

27 12月

もうクリスマスは過ぎてしまいましたが、Coworkingアドベントカレンダーの番外編に参加しています。
アドベントカレンダーなので本来はクリスマスで終わりなのですが、その後も続けて良いようなので参加することにしました。他の方がどんなことを書いているのか気になる人は是非ご覧になってみて下さい。

今年は株式会社co-meetingの旗揚げに向けた準備から実際の起業、そして自社サービスの開発や講演活動、執筆にと充実した年となりました。この記事では「Coworking」という文化が与えた影響などを踏まえつつ、株式会社co-meetingの起業前から現在までを振り返り、まとめてみようと思います。

「完全オレ主観」による記事ですので、各メンバーの認識や関係者の認識とズレているかもしれませんが、その点はご容赦願います。

co-meetingという会社ができる切っ掛けは、私が前職在職中に起業したいと考え出した事だと思います。たぶん。きっと。

当時、私は営業向けのCRMを提供するSaaS事業を始めるべく、サービス内容の企画や利用イメージがわかるテスト版の開発を行っていました。そんな折り「SHARE」という本の出版イベントへの参加が抽選で当たりました。イベント後、頂いた本を読みSHAREという文化をより深く調べようとGoogleで検索しているうちにあるブログを見つけ「Jelly」というキーワードを発見したのが「Coworking」を知る切っ掛けとなります。

その直後にStaffroll.netという有志によるWebサービス開発の合宿に参加しました。現在の下北沢オープンソースCafeオーナーの河村さんが合宿の冒頭で「このように1日とかで集まって仕事をすることを”Jelly”と言います。今回は温泉なので”温泉Jelly”と言えるのです!」とお話されました。偶然にも、その直前にJellyという言葉と意味については知っていたので、河村さんが「Jelly知っている人!」と挙手を求められた時、たしか挙手したのは私だけだったのでちょっと嬉しくなったのを覚えています。

Staffrollの集合写真

温泉Jellyが終わりさらにJellyについて知りたくなってきた私は、PAXCoworkingという場所で1000円支払う事でCoworkingが体験できるイベントが行われる事を見つけ、会社へ休暇の申請をしつつ経堂のPAXCoworkingへ向かいます。残念なことに、伺った日は3名しか人がおらず、あまり交流という感じではなかったのですが、その施設がどういったものであるのか、またどんな働き方をしている人がいるのかについてはお聞きする事ができました。帰り間際にオーナーである佐谷さんと電話で少しだけ話す事ができ、元気な声で「今度は会いたいから、また来てくれ」と言われました。

今考えてみると、PAXCoworkingでお話をしてくれた人の印象が良かったことや働く事への考え方などをお聞きできたのが、起業しようと決心した過程では重要なイベントだったと思います。ちなみに、この時お会いした方々とは、起業後にまたお会いする事ができて、ちゃんとお礼を言う事ができました。

真剣に起業することを考え始めたのですが全くプランもアイデアもないままの日々でした。ある時、その場の思い付きで現在代表を務める木村くんに一緒に起業してみないかと誘ってみることにしました。そして、恐ろしいほどあっさりと「いいよ。」とOKの返答。人のことは言えませんが、家族持ちなのになんといい加減なヤツだと当時は思いました。後に解ったのですが、この人は思考と決断が尋常じゃなく速いので、家族のことを考えてないというわけではなかったと思います。(たぶん)

さらに木村くんからの提案で、当時木村くんと同じ部署で開発を共にしていた遠藤くんも誘う事となりました。遠藤くんも木村くん同様、あっさりと提案に乗る事を決めます。木村くんと違い遠藤くんはあまり深く考えないで回答したのではないかと思ってます。良く言えばフィーリングを大切にするタイプなので。

遠藤くんと木村くん

チームを組み起業をすることは人数が増えるのでリスキーという見方もできますが、私としては自分に無い才能と異なるパーソナリティを持ち、かつ一緒に活動する上で絶対の信頼を持てる人物が同じ会社に、それも同じ年齢に居たのでチームでの起業をする方が良いと考え声をかけました。現在も非常に仲は良好で、会社の運営も四苦八苦しながらもうまくいってますので、この判断については今のところ正しかったと思います。(笑)

起業することは決まったもののビジネスプランも食いぶちのあても無い状態から考え始め、最終的には多くの方々からのご意見やご指導、ご支援のおかげで2011年3月14日、東北大震災の3日後に起業することとなりました。そして、前職を辞して、専念する体制となっていきます。

起業後、毎週水曜日に行われる下北沢オープンソースCafeのJellyに断続的に参加して多くの方との交流を行いました。ある時、Ruby on Railsに関するプレゼンをする機会を頂く事になり、お話をさせてもらいました。そのお話の場に小綺麗なジャケットに身を包んだお洒落な紳士がiPhone片手に参加していました。プレゼンが終わり、Jellyも終了後にオーナーの河村さん、紳士、私という3人で一緒に食事をしたのを覚えております。その方は、直後に会社をドロップアウトし独立されることとなります。この界隈ではご存知の方も多いと思いますが、現在PAXCoworkingに入居され活動をされているpfjkこと藤木さんがその人です。

藤木さん

ある日、PAXCoworkingにてJellyに参加していたとき、藤木さんと我々で一緒に仕事をしてみたいという話が膨らみました。当時co-meetingは代表の木村くんが前職の在籍期間に帰宅後自分の時間で開発した「Crowy」というサービスが唯一動いているサービスで、現在PrivateBetaである「co-meeting」はまだ構想段階だったと思います。藤木さんからの提案は、CrowyのデザインやUXをブラッシュアップすることに協力する代りにCrowyに携わったということを宣伝に使うという内容。私たちは非常に小額の資本で起業した身なので、デザイナーへお金を払うのは重要性も解っていましたが、お金を払ってデザインをしてもらうには難しい状況でした。また、藤木さんはユーザーエクスぺーリエンス(つまりソフトウェアをユーザーが使った時にどう感じるかという点から画面デザインをすること)が可能という、非常に魅力的な才能をお持ちの方でした。藤木さんと一緒に仕事をすることはCrowyの成長を促すと思い、下北沢で藤木さんと木村くんを引き合わせることとしました。思いのほか二人はウマが合い、一緒に仕事をすることになり、結果としてCrowyはFacebookの対応強化とデザインの強烈なブラッシュアップという2つの大変化を恐ろしく短期間で準備し、リリースする事となります。

藤木さんと木村くん

なお、この過程で木村くんは当人の希望により、PAXCoworkingに入居することとなりました。最近では木村くんはPAXCoworkingの方々の影響を受け、起業した当時よりも若干明るい人間になったように見えます。たぶん元々その要素はあったのでしょうが、表に出てくるようになったのは良い傾向だと見ていて感じます。そして、新生Crowyのリリース後PAXCoworkingを運営され、同じビルでpaxi house tokyoを経営される佐谷さんの全面サポートのおかげでCrowyリリース記念「黒いパーティー」を行う事となります。

佐谷さん

また、私たちが下北沢オープンソースCafeの一日店長となり場所をお借りして「co-meeting cafe vol.1」というJellyイベントを行ってみた事もあります。(vol.2は直ぐやる的な事を言ってましたが、現在も開催される予定はありません。すみません。)イベントを行ってco-meetingというサービスのことを知ってもらったり、Crowyのβバージョンを公開しご意見を伺ったり。また、飛び込みによる開発したアプリのお披露目&参加者からの意見交換会なども行ないました。朝から夜まで絶え間なく多くの方々にご参加頂き、非常に盛り上がったイベントとなりました。遅ればせながら、ご参加頂いた方々に御礼申し上げます。

co-meeting cafeの様子

ミネルヴァラボへは開店前に押し掛けることになりました。この場所も非常に何度も使わせてもらってお世話になっている場所です。残念ながら年内で活動を休止されるとのこと。とはいえ、メンバーの方々の今後の活躍が楽しみです。

ミネルヴァラボ強襲の様子

かなり数多く講演活動もさせて頂けました。
まだ無名のスタートアップにも関わらず、機会を与えて頂けた方々に感謝致します。

デブサミ関西(神戸)での発表前風景

co-meetingという会社は(実はお金が無いから)なるべく物を持たないという方針で運営されています。従って、現在も事務所はありません。登記の為バーチャルオフィスとは契約していますが、今まで数回会議室を使う為に行った程度です。毎日の働く場所についてはまちまちです。Jellyが行われるときはCowokringスペースにて仕事をすることもありますし、マクドナルド / タリーズ / ルノアールは出禁になりそうなくらい長時間利用するという状態です。また最近では、木村家や吉田家にて合宿を行う事もありました。(遠藤くんが「渡辺篤史」のように訪れたのですが、口髭は無いですし、家を褒めてくれませんでした。残念です。)ということで、現在も基本は各自が最も仕事をしやすい場所にて仕事するという方針で運営されています。

co-meetingという会社がCoworkingやJellyという働き方、文化から得た物は非常に多くあります。そもそも、この文化がなかったら起業していたか解りません。少なくとも、現在のCrowyの姿はなかったことは間違いないでしょう。人と人との出会いが化学変化を生み出し、自体が思いもしていなかった方向に進むという偶然を痛感する年だったと振り返って思う次第です。

あと、なんとなく言いそびれていたので報告をしておくと、現在私は「LightningSpot 渋谷」に入居致しました。この場所は厳密にはCoworkingスペースではなく、Coworkingすることが可能な机があるというスペースです。私自身は非常に飽きやすい人間なので、特定の場所に行き続けることが実はかなり苦手です。そして、人がいると話をしてしまい、全くといっていいほど仕事ができないという困った特性を持ち合わせております。当然、話される人もたまったもんじゃないです。仕事できませんから。また、人との新しい出会いという刺激が欲しい時もあれば、誰にも話しかけられず黙々と作業することがしたかったり、ぼーっと外を眺めながら講演内容などをまとめたりと、その時々によって求める事がコロコロ変わる非常に面倒な性格です。

私のような人間にとっては、渋谷という立地であったり、価格が安いという点や「集中席」という解りやすい制度があるLightningSpotは非常に適していると考えました。Jellyは参加される人が交流を求めているので話をすること自体はむしろ歓迎されると思いますが、四六時中お話をしてしまうような人間にとっては座る場所で人から話しかけられなくなり、話をしたい場合は席を替える事で意思表示できるというルールは私にとっては都合が良いと思えました。まずは3ヶ月、ここで仕事をしてみようと思ってます。

ということで。

Coworkingとco-meetingという会社の関係、私が今までどんな影響を受けてきたかなどを取り留めなく書いてみましたが、たぶんそれほど事実とは間違っていないと思います。ただし、正確な時期については全く自信が無いのと調べるのが面倒だったので、時系列に起きた事を並べるようにしました。

co-meetingは現在、GoogleWaveが4月末で撤退するというお知らせを受け、目下3月までの正式リリースに向け活動を進めています。予想はしていたものの、こんなに早く勝負しなければいけない時期が来るとは思ってませんでしたが、そもそも勝負するために作った会社であるので早くなったのは悪い話ではないと思います。

是非、今後もco-meetingという会社、提供するサービスにご注目頂けると嬉しいです。

年の瀬で慌ただしい毎日をお過ごしかと思いますが、皆様よいお年を。

今年一年有り難う御座いました。
そして、来年も宜しく御願い致します。

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投稿者: : 2011-12-27 投稿先 未分類

 

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